2024年12月期の世界の製薬会社の決算ランキングの記事をみつけました。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/30129/
1位がロシュ、2位がメルク、3位がファイザーで、この3社は、2022年からTOP3を独占しています。
私が接種した新型コロナワクチンを製造していたモデルナは、2021年と2022年にはTOP20にランクインして
いましたが、2023年以降はランク外となり、内部留保もかなり減少しているようです。(余計な話をすみません)
新型コロナ流行時、ワクチン以外にも、マスク、防護具、消毒薬、検査薬、アクリル板、体温計、CO2センサ、
人口呼吸器等の需要が高まり、急遽増産したり、新たに製造を開始した企業は多かったと思いますが、その後
どうなったのか気になり、いつものようにChatGPTに聞いてみました。
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<新型コロナで製造を拡大したメーカーに関するChatGPTの回答>
新型コロナで一時的に「需要爆増」となった製品を手がけた企業は、その後「急激な需要減と在庫余剰」に直面
しています。以下、カテゴリごとに主要メーカーのコロナ後の動き・現在の状況(2024~2025年時点)をまとめます。
🧴【1. 消毒関連メーカー】
◆ 例:サラヤ、花王、ライオン、P&G、Johnson & Johnsonなど
●2020~2021年:需要が急拡大。エタノール不足により製造ライン増設や緊急増産。
●現在(2023~2025年):
・業務用は安定需要が続くが、一般向けは大幅縮小。
・一部メーカーは「手指消毒→美容・スキンケア」路線に転換。
・在庫過多で価格崩壊→赤字化した小規模企業も。
😷【2. マスク・PPE関連メーカー】
◆ 日本例:ユニ・チャーム、アイリスオーヤマ、興和、白元アース
●2020年:設備を新設し大増産。海外依存脱却で国策補助も。
●現在:
・一般需要は激減。価格はピーク時の1/5以下。
・医療・介護向けは安定供給継続。
・大手は「衛生品市場(高機能マスク、介護)」に路線転換。
・小規模業者は設備回収・撤退が相次ぐ。
📌 補足:政府備蓄分の大量キャンセルで、2023年に在庫廃棄問題(=税金無駄遣い)が社会問題化。
🧪【3. 検査キットメーカー】
◆ 例:ロシュ、アボット、富士レビオ、ニプロ、島津製作所、タカラバイオ
●2020~2022年:
・PCR検査機器、抗原検査キットの注文が殺到。
・大手検査会社や大学と連携し、供給体制を拡大。
●現在:
・公的検査が終了し、売上が9割減の企業も。
・一部は「インフルエンザ・ノロなどの検査薬」に事業転換。
・機器メーカー(島津など)は医療機器・ライフサイエンス分野へ事業拡張。
💊【4. 治療薬メーカー】
◆ ファイザー、メルク(MSD)、ギリアドなど
●2021~2022年:
・抗ウイルス薬(パクスロビド等)がワクチンに次ぐ金脈に。
・各国政府が大量購入。
●2023年以降:
・需要激減。ファイザーは「在庫費用で約1兆円規模の評価損」を計上。
・モデルナ同様、mRNA以外のパイプライン強化やM&Aに注力。
🏥【5. 医療機器・人工呼吸器関連メーカー】
◆ フィリップス、GEヘルスケア、日機装、テルモなど
●コロナ禍:緊急対応でフル稼働。自動車メーカー(GMなど)も一時参入。
●現在:
・COVID専用設備は減少。
・一部は、慢性呼吸疾患向け医療機器・在宅医療機器へ移行。
・呼吸器市場全体はパンデミック前よりやや拡大した状態で安定化。
🛍【6. 検温・雑貨関連メーカー】
◆ オムロン、タニタ、dretec、パナソニックなど
●非接触体温計・パルスオキシメーターなどが爆売れ。
●現在:
・家庭用体調管理製品は市場縮小→価格競争へ。
・大手は「健康経営」「高齢者見守り」向けIoT製品に注力。
・一部企業は「検温+行動管理」などのBtoB向けサービス化に転換。
📉 総括:ポストコロナで「二極化」した企業たち
タイプ | 現在の状況 | 例 |
🏢 大手総合メーカー | 健康・介護・ライフサイエンスへ事業拡張 | ユニ・チャーム、島津製作所、花王、テルモ |
⚙ 専門機器メーカー | 医療現場需要に特化・継続 | 富士レビオ、オムロン、日機装 |
🚪 新規参入・中小メーカー | 在庫過剰・撤退・M&A吸収 | マスクOEM、雑貨メーカー、酒造会社など |
✅ 結論:
「一時的需要」をどう次のビジネスに変換できるかが分水嶺となりました。
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なるほど。
そういえば、マスクを製造した家電メーカのシャープはどうなったのだろうかと調べてみたら、なんと
ついこの間まで『ありがとう!マスク5周年キャンペーン』を行っていました。
新型コロナ終息後も、マスクの形状や色を改良して販売を続けているようです。
すごいなあ。