他所の国のことですが

アメリカは、製造業の国内回帰を目指しつつ厳しい移民政策もとっていますが、もし移民の数が減った場合、
アメリカは製造業の労働力を確保できるのか気になり、Copilotにアメリカの労働力人口について質問してみました。
<アメリカの労働人口に関するCopilotの回答>
アメリカの労働力人口は過去最大の増加を記録しており、その主な要因は移民の増加です。2025年1月の労働力人口は
220万人増となり、その大半が外国生まれの労働者でした。これは、移民がアメリカの労働市場を支えていることを示しています。
移民を除いた労働力の増加は限定的です。最近のデータによると、米国生まれの労働力人口は2025年時点で月平均2~8万人
の増加にとどまると予測されています。これは、高齢化の進行によって労働参加率が低下しているためです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-10/SRFWQ0T0AFB400
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/02/b2db5f7683903aac.html


予想通りと言えば予想通りですが、移民の労働力はアメリカにとって重要であることがわかりました。そして、アメリカも高齢化
が進行していることを知り、驚きました。
アメリカの合計特殊出生率は、2022年が1.66、2023年1.62と減少傾向しており、2.07を下回っているので人口を維持できない
状況にあることがわかります。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19EX00Z11C24A2000000/?msockid=2b1b7692df496a9d1e95621ede616b97


あらためて、Copilotにアメリカの高齢化の状況を質問してみました。
<アメリカの高齢化に関するCopilotの回答>
アメリカでも高齢化が進行しています。特にベビーブーマー世代(1946~1964年生まれ)の多くが65歳を超えたことで、高齢者
の割合が増加しています。現在、アメリカの65歳以上の人口は約21%に達しており、2030年にはさらに増加すると予測されています。
また、アメリカの出生率は1.6程度と低下傾向にあり、人口の維持に必要とされる2.1を下回っています。このため、移民の流入が
人口増加を支える重要な要素となっています。もし移民の流入が抑制されれば、今後10年で約1,000万人の人口減少が予測されて
おり、高齢化がさらに加速する可能性があります。
高齢化の影響は年金制度にも及んでおり、アメリカ政府は2034年までに社会保障基金が枯渇する可能性があると発表しています。
これは、退職者の増加と平均寿命の延伸によって、年金の支給期間が長くなっているためです。
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=110956
https://gentosha-go.com/articles/-/67922

アメリカの年金制度の話については、ちょうど以下の記事がみつかりました。
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%87%91%E5%88%B6%E5%BA%A6-2034%E5%B9%B4%E3%81%AB%E5%9F%BA%E9%87%91%E6%9E%AF%E6%B8%87-%E5%B9%B4%E9%87%91%E6%94%AF%E7%B5%A6-25-%E5%89%8A%E6%B8%9B-%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E5%BE%97%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%A8%8E%E7%90%86%E5%A3%AB%E3%81%8C%E8%A7%A3%E8%AA%AC/ar-AA1E57ig?ocid=msedgntp&pc=LCTS&cvid=3f7a657fb75243ebb9adae9915d06b5e&ei=45
日本同様、厳しい状況にあることがわかりました。

せっかくなので、ChatGPTにも、“アメリカでは不法滞在者を国外に追放しつつ、国内の製造業を活性化させようとしているが、
労働力が不足してしまうおそれはないのか”と聞いてみました。
<アメリカの高齢化に関するChatGPTの回答>
実際、アメリカでは不法滞在者の排除が労働力不足を悪化させるリスクは現実的に存在しています。以下のような点が関係しています。
■ 労働力不足の懸念と実態
1. 特定業種では不法滞在者が不可欠な労働力となっている
・農業、建設、ホテル清掃、飲食、介護、製造業の単純作業分野などでは、不法滞在者を含む移民労働力が現実的に支えています。
・米国農業省の調査では、アメリカの農業労働者のうち約半数が不法滞在者であるという報告もあります。
・これらの人々がいなくなると、人手不足によって業務停止や価格上昇、国内生産の縮小などが起きる可能性があります。
2. アメリカ人労働者がやりたがらない仕事を担っている
・賃金の問題だけでなく、「肉体的にきつい・汚れる・危険(3K)」な職種をアメリカ人が敬遠し、代わりに不法滞在者や合法移民が
 従事しています。
・製造業が国内に戻ってきても、そうした仕事を希望するアメリカ人がどれほどいるかは疑問視されています。
3. 自動化・ロボット化で人手不足を補う計画
・アメリカ政府や企業は、製造業におけるオートメーション(自動化)やAI導入を進めており、単純労働の人手不足に備えています。
・しかし、これはすぐに全面的に解決できるわけではなく、移行期の労働力ギャップが生じるリスクがあります。
■ 政策のジレンマ
アメリカ政府(特に保守派)は、
・「不法滞在者を取り締まり、法の秩序を守りたい」
・「国内の雇用を確保し、産業を育てたい」
という両立の難しい課題を同時に追っており、実際には「労働力確保」と「治安・法制維持」のバランスをどうとるかが大きな政治・経済的
な論点になっています。
■ まとめ
不法滞在者の排除と製造業回帰の同時推進は、人手不足のリスクを伴います。そのためアメリカでは「合法的な移民の受け入れ拡大」
や「自動化促進」といった代替策を組み合わせて進めているのが現状です。

ChatGPTの回答、“製造業が国内に戻ってきても、そうした仕事を希望するアメリカ人がどれほどいるかは疑問視されています。”と
いう部分、なるほどと思いました。

それにしても、AIは本当に便利です。
私が子供の頃にあったら、夏休みの自由研究、さぞ楽だっただろうと思います。

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