昨年に引き続き今年も8月に中国の北京で世界人型ロボット運動会が開催されたというニュースを見つけました。
昨年の第1回大会は、世界16カ国から約280チーム、500台超の人型ロボットが参加して26種目の競技が行われ
ましたが、今年は16カ国660超のチーム、約2000台の人型ロボットが参加して51種目の競技が行われたそうです。
昨年は、遅くても自力でトラックを走っているロボットに感心させられましたが、今年はウサイン・ボルトの100メートル
の世界記録を上回る速さで走ることのできるロボットが登場し、人型ロボットの開発スピードに驚かされました。
また、昨年の運動会は競技云々ではなく、力ずくで突き進み笑いを誘うロボットが多かった印象がありますが、今年の
運動会は競技として成立していたように思います。
※昨年の運動会について:世界人型ロボット運動会 – 株式会社デジタルシナジー
走り終えた後に止まり切れずに壁にぶつかって発火したり、走っている途中でカーブを曲がり切れずに転倒して発火
したり、スポーツ以外の競技で細かい作業に苦戦したりと、いろいろな課題が露呈し、ロボットの商用化の道のりは
長いというコメントもありましたが、ロボット技術は確実に進化していることを実感しました。
昨年のこの時期、世界で出荷された商用サービスロボットの84.7%が中国製であると報道されていましたが、今年の
上半期に世界で出荷された人型ロボットの97%が中国製だったそうで、中国のロボットがますます圧倒的なシェアを
占めつつあることがわかります。
出荷台数だけではく、中国の工場で働くロボットの台数(人型に限りませんが)は、アメリカの工場の3倍になるそうで
す。また、北京のコンビニや売店では接客ロボットが活躍しはじめていて、労働者の高齢化や人口減少を見据え、中国
が確実に実用化を進めている様子がうかがえます。
中国政府は、今年を「ヒト型ロボットの商業化元年」と位置づけ、ロボット産業を、経済をけん引する産業として、さらに
後押しをしていくようです。
アメリカが中国を脅威に感じて中国製人型ロボットの輸入禁止を決めたのも無理からぬことかもしれません。
出典:
中国で「ロボット運動会」 今年上半期に世界で出荷“97%中国製” 実用化でも主導権握る狙い
【動画】人類最速ボルト選手上回る記録 衝突し炎上するロボットも、中国・第2回人型ロボ運動会 – 産経ニュース
“世界記録”激走に…豪快PKも 中国で「ロボット運動会」 実用化へ開発進む(2026年8月24日掲載)|日テレNEWS NNN
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製薬工場で人型ロボットを使用するためには、転んでも発火しないのはもちろんのこと、防水・防塵・防爆対応や汚染
対策などが必要になると思いますが、労働力不足が進めば否が応でも遠くない未来に実現するかもしれません。
余談ですが、人が競技中に動けなくなったロボットを担架に乗せて運ぶ映像は、なんだか人間がロボットに使われて
いるように見えてしまいました。
願わくは、来年の運動会では、壊れたロボットを回収するロボットが誕生していてほしいです。
